2017年7月九州北部豪雨、発生から2週間

私たちの地域でも復旧・復興が少しづつですが始まっております。
しかし、今日の段階で朝倉市では5人の方がいまだ行方不明となっており、自衛隊・警察・消防の懸命の捜査が続いている状態です。

捜索のほかに、被災された方々への支援・生活再建を緊急的に対応しなければなりません。そして農作物への対応です。先日も書きましたが水路・取水口崩壊のため灌漑用の水が田畑に来ていません。梅雨もあけ、これから雨が降らないと枯れてしまい、水路流域は稲作が全滅の恐れがあります。(約20ヘクタール)

 水利組合の方々にポンプアップでの揚水をし、現在災害から生き残った田畑を残すための働きかけをしております。可能性がある限り地域の田園風景を残したいと考えての動きです。しかし問題もたくさんあります。費用と管理の問題です。
 赤谷川は川の氾濫や土砂崩れにより大量の砂が流れております。水と一緒にその砂を吸い込み流す恐れがあり、浚渫しないと水路が埋まってしまう可能性があります。また、ポンプを設置・運営するためのランニングコスト、小さな水利組合ではまかなうことができるか未知数です。そのような問題を抱えながら明日会合が開かれ方向性が決まります。

ぜひとも、いろいろなところにも力を借り、水利組合がひとつとなり、諸問題の壁を超えて、地域の田畑を守りたいと思います。


元水路取水口付近:取水口・水路は埋まっています。

元水路取水口下:捜索がまだ続いています。

元取水口より300m下流:ここまで埋まっています。この下流3箇所の崩落があります。

アパート:泥出し、家財道具の処分・片付けが一通り終わることができました。(農園は少しの被害、作業場・実家は被害がありませんでした)